PG-12
天下を統べる者を失い、たび重なる合戦の果てに下克上がまかりとおり、力ある者も野盗に堕して無法が横行する戦乱の時代――。
はるか中国大陸から身よりを亡くした一人の少年が、禅僧“祥庵”(声:竹中直人)に連れられて海をわたり、日本へとたどり着いた。その名は“仔太郎”(声:知念侑李)。 だが、仔太郎の身体に隠された驚くべき“秘密”を求め、明国(みんこく)の謎の武装集団もまた、追撃の上陸を果たしていた。祥庵の庇護も失い、天涯孤独となって愛犬・飛丸と赤池の国・白土の万覚寺を目ざす仔太郎は、とある荒寺で自らの名を捨てて刀を封印した奇妙な剣士“名無し”(声:長瀬智也)と巡り逢った。大陸の刺客に襲われ、危ういところを名無しに救われた仔太郎。不敵な笑みを浮かべる浪人と他人を拒む少年は、最初こそ互いに反目を覚えたものの、やがて道中をともにすることになっていく。
一方、追っ手の大陸勢で頭目を務める老人・白鸞(びゃくらん)は、赤池城領主と追撃の連携を取りながらも、仔太郎を捕らえた後に行う怪しい儀式の準備を始めていた。その一味の中でも異彩を放つ金髪碧眼の剣士“羅狼”だけは、一味の最終目的を意に介せず、命令に従いつつも、ひたすら強い相手を求めて己の刃をふるい続けていた。 やがて仔太郎の“秘密”は、あまたの野心を触発し始め、数々の思惑が激流となって人びとを巻きこんでいく。旅の中で互いを認めあい、絆を深めていく名無しと仔太郎。互いの実力に引き寄せられていく羅狼と名無し。宿命の縁に結ばれた二人の漢<おとこ>の、刃を交えるときが迫っていた……。
(wikipediaより)
ストレンヂア 無皇刃譚
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